ATS造家設計事務所

野菜を作ろう! -暖冬編-

いつもハクサイは失敗するのに、今年は葉っぱがカタマリになってくれて、ハクサイが収穫できました。
スーパーで買っても100円前後だけど、今年は買わなくてすみそうです。
ダイコンはすごく太くなって、土から下は3又4又に別れ、とってもブサイク。
ほうれん草もほったらかしなのに良く育ちます。
初めて種から育てたタマネギも、大きくなりました。

やっぱりどう考えても暖かい。
朝はすぐ布団から出られるし、外へ出ても手がかじかまない。雪もない。
これでいいのでしょうか。良くないですよね。
近所の買い物には、車を控えてチャリンコが活躍するようになりました。(今日の休みは、俄か自転車屋さんになり、パンクした後輪の修理。最近はホームセンターにチューブも売っているのですね。597円也。)

庭にある細いクリの木が、根付いてくれました。
何度も植え替え、一時は枯れかけましたが、昨年やっと定住の場が見つかり、芽がふくらんできました。
大切にしている理由は、以前この場所にあった、大きなクリの木の子孫だから。
クリの木の遺伝子が、確実に伝達され、そのことに少しですが、手を貸している状況に喜びを感じてしまいます。
理由あって伐採せざるを得なくなり、ゴミとして処分するのも抵抗があったので、家内の実家から斧を拝借し、全て薪にしました。
生まれ育ったこの場所で、我が家の焼き芋の燃料となったり、ご近所の風呂焚きに使ってもらっています。

野菜の種にも情報が一杯詰まっています。
人為的に交配させることもあれば、突然変異もありますが、原則として親世代の情報は間違いなく伝達され、子世代へと引き継がれます。
もちろんヒトも同じで、そう考えていくと自分の体は、7~80年かけて遺伝子を伝えていくだけの単なる媒体でしかないような気がします。
有限の生命に、無限の可能性を秘めた遺伝子を伝達させるシステムを考えた、この世の創造者は、・・・えらい と、思います。