希望していたにもかかわらず、長い間良い機会に巡り合えませんでしたが、やっと見学することができました。
外部アプローチ 綴れ織(西陣織)
京都御苑内に建つ、内閣府管轄の迎賓館は、建築に携わる人間が、その労と時間を厭わず、国賓をもてなすために造られた、大きな伝統工芸品のような建物でした。
藤の間
なぜ「京都」なのか、という理由も含めて、「和」を極め、連綿と物事を引き継いでいくことの意味や重要性、もてなしの心が時間をかけて検討されたそうです。
粗末な材料を使い、空間を昇華させる数奇屋とは対極にあります。
大工や左官の技術だけでなく、建具、表具、畳、錺り金具、箔押し、漆塗り・・・等々。
この建物は、外国人ではなく、日本人にもっともっと見てもらわないといけません。