ATS造家設計事務所

長岡京市 海印寺 寂照院  仁王門・薬医門

 

仁王門:木造平屋建て   延べ面積 31.06㎡(9.4坪)

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仁王門の金剛力士立像二体は、運慶・湛慶の流れをくむ仏師によって室町時代に作られたと伝えられ、とても立派なものです。
仏法、寺院の守護神として、憤怒の形相で境内に魔物が侵入することを防いでくれます。

 

 

 

薬医門

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薬医門とは、本柱の後ろに控え柱を建て、本柱を冠木(かぶき)で繋ぎ、その上に女梁(めうつばり)・男梁(おうつばり)をかけ、切妻屋根をのせた門のことです。

寺院などの山門によく使われますが、寂照院には上記の仁王門が伽藍正面ありますので、この門は勝手口のような働きになっています。

 

 

本堂の奥には、平成7年(1995)の本堂新築工事の際に発掘された海印寺古墳の一部が保存展示されています。7世紀初めころの円墳の横穴式石室だそうです。
時を超えた幻想的な空間で、見学もできます。

この地は日本における孟宗竹の発祥地といわれ、境内に「日本孟宗竹発祥の地」の石碑があります。
中国原産の孟宗竹を道元禅師が植えたと言い伝えられ、寺院の奥には孟宗竹の里山が広がっています。