奥行きがとても長く、十八間(約33メートル)ありますので、「十八間堂」という名前がつきました。
階段の無い平屋の建物に感じる心地良さ、地面に近いゆえの落ち着き感は、なんとも言えず 良いものです。
人の持つ とてもあたりまえの欲求が満たされているからなのでしょうか。
身の丈に合っている というような、そんな気がします。
屋根の支え方には ひと工夫こらし、構造材がそのまま空間デザインの要となっています。
今回竣工写真は、写真家の母倉知樹さんにお願いしました。
できあがりのきれいな写真は、ギャラリーで。
玄関・客間・リビングは、ガラスと引き戸で柔らかくつながり、ハイサドライトから自然光がふりそそぎます。
玄関ホール
リビングや廊下から段差なしで出られるデッキにはパーゴラを設け、目隠しの板塀が回ります。
水廻りはもちろんバリアフリー。原寸模型を試作し、使い勝手を確認したのち製作にかかりました。
浴室の仕上げは十和田石です。品のある薄緑色をしています。浴槽は信楽焼き。