上京区にある、寺院の本堂修復・耐震補強工事です。
江戸時代中期(1750~1760頃)の建物で、彫刻・彩色なども美しく、当時の特徴を良く残しています。
調査の結果、腐朽や柱の傾きが著しいため、建て替えの意見もありましたが、
健全な部材も多く残っておりましたので、改修工事で進める判断をしました。
260年以上の歳月を経た建物は、何モノにも替え難く、大切に次世代へ引き継いでいきたいと思います。
ホコリは被っていますが、260年前の木材は、何ともありません。
素晴らしい! 木造建築!
腐朽した材木を取り替え、震災に耐える補強工事の始まりです!