ATS造家設計事務所

宇多野 「小さな家」  あと少しで完成です

設備やサッシの養生シートもはずせていませんが、
少しだけ紹介します。

延べ面積は、20坪に満たない小さなお住まいです。
そして、もちろん、ローコスト。

土地の選定からご相談いただき、納得のいく家創りをしたいということで、
こつこつと打ち合わせを積み重ね、素材や設備を吟味し、計画しました。

究極の間取りは1LDKで、8畳の寝室が一部屋だけ。
押入の建具を外して間仕切りにすることで、あーら不思議、寝室が二部屋になるんです。

 

南に面した吹抜けが、毎日の暮らしに潤いと開放感、居心地の良さを与えてくれます。

 

 

 

LDK
床:ヒノキの無垢材、
壁・天井:漆喰仕上げ
漆喰はすべて建て主さんの施工です。綺麗とは言えませんが、味があって、私は好きです。

 

 

 

 

アール壁の向こうが、洗面などの水回り。

天井までいかない間仕切壁がポイント。
空気も視線も抜けて気持ちいい。
広くはないワンルームのおうちは、これでいいのです。

 

 

 

階段、緩やかです。
ローコストでも、こんなところはフツーの家より贅沢です。

 

 

 

木をいっぱい使った吹抜け。
2階の天井高さは1.8ⅿ。あえて低くした天井が、心地いい。

 

 

 

 

外観、切妻屋根の総二階、シンプルです。
木製の縦格子は、減額案で一旦取りやめになりましたが、すまい給付金のおかげで復活しました。

縦格子の断面形状を変えて、採光と風通しを良くしています。
控えめなデザインですが、よく見ると、ファサードにも変化があって、面白い。