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一眼レフデジタルカメラ

一眼レフデジカメを買う。僕らが使える普及品はかなり安くなってきました。でもお気に入りの銀塩一眼レフの24mmレンズが使えると聞いていたのに役に立たない。そう、訳あってこのレンズをデジカメで使うと36mmになってしまいます。これでは建築の室内写真は撮れない。

結局カメラ本体よりお高いタムロンの11~18mm広角レンズを買わなくてはいけない羽目になってしまいました。もともと少しの理屈を頭に入れ、道具で勝負のタイプ。新しい知識は何もありません。そうか、そうするとこの300mmレンズは450mmなるのか。持っているレンズの性能が上がったようで、ちょっと得した気分に一瞬なりましたが、そんな望遠いつ使う?ぶれるし。

で、最近竣工した建築物をパシャパシャ。ふんふん、フィルム代、気にしなくてこらええ。露出変えておんなじアングルでパシャパシャ。

銀塩一眼レフのシャッターは重かった。物理的にではありません。シャッターを押すまでにいろいろ考えて、勝負!って感じわかっていただけますよね。もったいながりなんでフィルムを無駄にしたくない。でも現像が上がってくるとだいたい落胆します。ファインダーからの景色はこんなんじゃなかった。

デジイチはいい。ぼくらレベルでは何の問題もありません。ただレンズは最高級品じゃないので中央が少し樽型になります。誰が決めたのか建築写真は多少歪んでも水平垂直がピシッと決まっていないと駄目らしい。フォトショップでなおせばいいか。(オリジナルの写真に手を加えると何か罪悪感が残ります。あおりレンズとやってることは同じと自分に言い聞かせます)

トリミングや写真の明るさ、色味もお店任せでなく、自分でできるのがやはりいいです。

長い間単なる記録写真は古いデジカメ、ちょっと綺麗に撮りたい時は銀塩一眼レフを使ってきました。でも今デジタル一眼レフで撮った写真の方が美しく感じる僕は、決してデジタル人間ではないのですが・・・。

父が遺したカメラたち

中央はアーガスC3、右端は二眼レフで有名なローライフレックス スタンダード 古くて汚い。操作方法もわからない。右はキャノン モデルVTdlとミノルタ-35モデルⅡ

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