築40年弱の古い建物ですが設計図がきちんと残っていましたので、正確なリフォーム設計ができました。 一般的な改装工事では、仕上げをめくると予想外の構造に落胆することが多く、補強のために手間と費用がかかってしまいます。 既存…
京都府福知山市 臨済宗南禅寺派 海眼寺 書院

築40年弱の古い建物ですが設計図がきちんと残っていましたので、正確なリフォーム設計ができました。 一般的な改装工事では、仕上げをめくると予想外の構造に落胆することが多く、補強のために手間と費用がかかってしまいます。 既存…
260年前の建物が、生まれかわりました。 修復工事の様子は、 清林寺 瑞雲院 本堂修復・耐震補強工事 その1 清林寺 瑞雲院 本堂修復・耐震補強工事 その2 をご覧ください。 文化財建物を修繕するように、 材料・工法を創…
庫裏とは住職やご家族のお住まいのことで、大抵の場合檀信徒さんがお使いになる座敷や書院、寺務所などを兼用する建物です。 昭和34年に新築され約50年強の風雪に耐え、この度改修工事の運びとなりました。 外観はそのままに、内部…
山門から本堂を望む 本堂:木造平屋建て 延べ面積 128.87㎡(38.9坪) 庫裏・書院:木造2階建て 延べ面積 229.13㎡(69.3坪) …
鉄筋コンクリート造2階建て 延べ面積:380.53㎡ 建物の耐久性や地震への備えのため、ご住職は、設計当初から鉄筋コンクリート造での建築を強く希望されました。 内外部とも日本建築の様式を踏襲していますので、柱の無い壁式構…
本格的な木造入母屋本瓦葺きの本堂です。 天台宗の修行寺院に相応しく、京都市内から岩倉の山中を切り開いて移転しました。 土木工事や寺院建築の基本を勉強させていただいた、心に残る仕事です。
仁王門:木造平屋建て 延べ面積 31.06㎡(9.4坪) 寂照院の長岡京市観光サイトはこちらをご覧ください 仁王門の金剛力士立像二体は、運慶・湛慶の流れをくむ仏師によって室町時代に作られたと…
一年中鈴虫が鳴く、京都の観光スポット 鈴虫寺客殿です。 座敷には鈴虫の虫籠が並びます。 切り妻の大屋根が伸びやかな建物です。 鈴虫寺の公式サイトはこちらをご覧下さい
和歌山県に本殿を置く 弓矢八幡教会の施設です。 本体の構造は鉄筋コンクリートで、高欄手摺や屋根化粧材はスチールで設計しています。 塗装を施しているので木の質感はありませんが、木割りに則った設計寸法や職人さんの丁寧な仕事に…
観音様のための小さなお堂ながら、屋根は本瓦を葺き、鬼面の鬼板が飾られています。 独立前に勤めていました設計事務所での仕事です。
大学卒業後 初めて設計の担当をさせていただいた、思い出深い建物です。 設計図面が現実の建物としてできあがることに、不思議な気持ちと わくわく感溢れる楽しい毎日でした。 コンクリートの型枠に杉材を用い、木目を写し取っていま…
大津にある園城寺(三井寺)は、桜や紅葉がきれいですが、金堂の檜皮葺き屋根も美しいと思います。 建物正面から少し離れてご覧ください。 あの大きなスケールの屋根をなんと かろやかに、そして流麗にみせていることでしょう。 少し…
左官の壁は、日本建築の象徴です。 割り竹を縦横に組み、縄を巻き、藁すさの入った壁土を塗り込みます。 下塗り、中塗りの後、できれば一年くらい乾燥させて仕上塗りを施し完成です。 ソリッドで、芯までそのものである土壁は、拳骨で…
実物大の図面を原寸図といいます。 近代建築では、原寸の立面図を作成する機会はあまりありませんが、寺院建築では必ず原寸図を描き、屋根の垂れ方、軒先の反り方、細かな部材の寸法、構造材の納まりなどを確認し、図に合わせて型板を作…
丸柱と枡組のオブジェが目印の外観 とろろ昆布のような鉋屑。 匂いも嗅げます 神戸の竹中大工道具館では、現在「削る」をテーマに、鉋(かんな)の特別展を開催しています。 日本の大工技術の素晴らしさは申し上げるまでもありません…