29歳で早世した童話作家、新美南吉の記念館。
知多半島、愛知県半田市にあります。
32年前に設計者を公募するコンペ方式により建設されました。
426名の一級建築士が日常の仕事の傍ら、寝る時間を削って構想を練り、設計案を考え、図面を描きました。
若き日の私と妻もその中の一組でした。
2次審査まで通過し、79組までに残りましたが、運も実力もなく、一等賞には遠く及びませんでした。
でも、普段の仕事では、建築家としての能力を客観的に評価してもらうことはありませんので、
426名のプロが熟考の上、出品した中でのこの結果は、納得のいくものでした。
建物は、ほぼ地下に埋設され、見渡せば芝生のオープンスペースが広がります。
地下の施設は、防水や排水の処理など、施工はたいへん。
でも、隣接する童話の森と調和し、敷地全体が心地よい公園のような環境で、とても好ましく思います。
左の木々が、ごんぎつねがいるかもしれない童話の森。
小径があって散策できます。
おばさんが掃除をしてくれていたので、きれいでしたよ。
エントランスホール
地下に降りて入っていく建物の入口
漏水は無いのかなぁ、最近の雨 えげつないしねぇ。
帰りに、南知多の「魚太郎」で自家製トロサバの干物を買って七輪で焼く。
日本海 宮津の鯖がいちばん、と思ってましたが・・・
塩加減・身のふっくら感・そして優しい旨味。
ノルウェー産ですが、最高です。