ATS造家設計事務所

ブログ

車椅子用の木道

車椅子用の木道

一人で歩けなくなった母の移動のため、杉の厚板で木道を作りました。 湿原や公園で、木道を歩いた経験がありますか? その踏みごごち、音や足裏に感じる無垢の木の感触はなかなか良いものです。 車椅子の走行もなめらかでスムース。 …

大阪歩いて建築巡り

大阪歩いて建築巡り

梅田スカイビル 設計は、故原広司さん。 完成後行こう行こうと思って、はや30年。 そんなに時間が経ったなんて全く思えない綺麗さ。 高層建築は評価する基準さえ持ち合わせていないけど、単純に美しいと感じます。 穏やかな天気で…

オートバイ楽し その9

オートバイ楽し その9

このバイク、よくこけます。 スタンドが短くてスプリングの反力も弱いので、少しでも傾斜があるところに停めるとアウトです。 ガシャンという音を背後に聞き、嫌な予感とともに振り返るとバイクが横倒し。 それだけならいいのですが、…

懐かしや、たつの市

懐かしや、たつの市

大学時の研究室で、古い街並みの保存・再生に携わりました。 兵庫県たつの市での民家などの実測・図面化はゼミのお仕事の一つで、 国民宿舎赤とんぼ荘に泊まり、数ヶ月かけて何度も通いました。 とても久しぶりに街を散策。 龍野城で…

オートバイ楽し その8

オートバイ楽し その8

   クラッチレバーの割れたホルダーをだましだまし使ってましたが、 乗ってもいないのにさらに割れてしまって、しかたなく汎用部品と交換です。 (メーカーとは連絡が取れず、純正部品は入手できないのです)   &nb…

灯りのデザイン

灯りのデザイン

住まいの照明計画、大事です。 適切な灯りのデザインは、夜の室内の奥行きを深くし、そして夜の時間を豊かにしてくれます。 均一に明るいだけの照明など要りません。 陰を意識した灯りにすることで、空間に夜の表情が宿ります。 陰翳…

建築と椅子 その10

建築と椅子 その10

松本 浅間温泉のホテルで一泊。 どうでしょうか。この名作椅子のツーショット。 ヤコブセンのスワンチェア、そしてアアルトのアームチェアが部屋にありました。 、 椅子の裏を見るとFritz Hansen、artekなので、2…

冬の暖房 再考

冬の暖房 再考

以前、冬場の暖房設備について思うところを書きました。 http://ats0606.com/2011/01/125   関電の原発は数基再稼働していますので、値上げはまだマシなのかもしれませんが、 蓄熱暖房機を使う我が家…

長野の建築 その3

長野の建築 その3

長野県立美術館 設計は宮崎浩さん   東山魁夷館と中庭を介し、善光寺との軸線、高低差、城山公園との一体感のある関係性。 建築単体ではなく、周囲の環境・自然・風景とともにある美術館でした。 東山魁夷館との間にある…

オートバイ楽し その7

オートバイ楽し その7

  メーカーと連絡が取れなくなってしばらく経ち、とうとう部品供給も絶えたようです。 これで、名実ともに、絶滅を待つばかりのバイクになってしまいました。 さて、あと何年乗れるのでしょう?   &nbsp…

長野の建築 その2

長野の建築 その2

安曇野にある、ちひろ美術館。 設計は、内藤廣さん。 何も申し上げることはありません。 山々・野原・せせらぎ、恵まれた自然を背景に、すばらしい美術館です。 建築がお好きな方、ぜひ、訪れてみてください。   エント…

32年ぶり

32年ぶり

29歳で早世した童話作家、新美南吉の記念館。 知多半島、愛知県半田市にあります。 32年前に設計者を公募するコンペ方式により建設されました。 426名の一級建築士が日常の仕事の傍ら、寝る時間を削って構想を練り、設計案を考…

野菜を作ろう!-果物編-

野菜を作ろう!-果物編-

連休に植えた夏野菜の苗が大きくなり、そろそろ支柱と網掛けが必要ですが、 今回は野菜ではなく、手間がかからない果物のおはなし。 基本、実のなる木は、ほったらかしで、肥料も土つくりもやらない。 こんな感じでも毎年それなりに収…

長野の建築

長野の建築

  ずっと前に見た建築雑誌。その美しい姿が記憶に残り、行きたかった建物、諏訪湖博物館。 設計は、伊東豊雄さん。 小さな建物ですが、外観デザインも、湾曲したアールで構成された内部空間も、素晴らしい。 小さいからい…

オートバイ楽し その6

オートバイ楽し その6

    クラッチの繋がりが少しは良くなるかと思って、エンジンオイルを交換しましたが、効果なしでした。   エンジンを下から見上げるの図。 中央の大きなナットがドレンプラク。 手前の黒い管はエ…

建築と椅子 その9

建築と椅子 その9

  奈良の家具工房 WEATHER REPORT 城岡さんのオリジナルです。 座面のサイスは、ゆったりで、大きく湾曲しています。 背板にもクッションを付けてもらって、座り心地はとても良い椅子です。 少しだけの肘…

木のテーブル その2

木のテーブル その2

      天板は、ホワイトオーク。 無垢の木のさわり心地の良さ、掌から感じるシアワセが、ここにあります。 人が触れる素材は、芯までそのものであることが大切です。 木であれ、鉄であれ、ソリッ…

嵯峨の茶室 完成です

嵯峨の茶室  完成です

  茶室を主な用途として改装された、ゲストハウスです。 場所は、天龍寺近くですが、観光通りから少し入った、閑静な住宅地。 庭は広く、改装前の建物には、趣きがありました。   外観も含めて、今回の仕事は…

建築と子どもたち 2019

建築と子どもたち 2019

  建築家協会 京都地域会のこの活動も今年で15年目。 子どもたちにものづくりのプロセスや創造性の大切さを  建築の設計と模型製作によって体験してもらいます。 今までの子どもたちとの様子は、こちらのサイトをご覧…

菊竹清訓氏の建築

菊竹清訓氏の建築

  東光園に泊まる。 世界的建築家 菊竹清訓氏の代表作も、55年の歳月を経て、老朽化は否めませんでした。 最上階そして6,7階間の貴賓室は使われておらず、階段室も荒れ放題。 でも建築そのものの魅力は今も変わるこ…

オートバイ 楽し その4

オートバイ 楽し その4

  出先でパンク。 近くにバイク屋さん ありません。 任意保険のレッカーサービスに初めてお電話。 電話の窓口お兄ちゃんは、マニュアル通りの冷たい対応。 でも来てくれたレッカーお兄ちゃんは、困っている私に優しくし…

建築と椅子 その8

建築と椅子 その8

こんなに続くなんて思ってもみませんでしたが、その8です。 椅子は、奥が深いのですね。       CH-33 デザインは、ハンス・J・ウェグナー 扁平の楕円形をした、背板が印象的です。 座面…

オートバイ 楽し その3

オートバイ 楽し その3

冬のバイク、寒いです。 春を心待ちにして、暫し冬眠。 乗るのもいいけど、機械いじりもまた楽し。   まずは、マフラー交換の図 純正のデザインはとても好きなのですが、音がどうも・・・。 ということで、125CCと…

野菜を作ろう!-耕運機編-

野菜を作ろう!-耕運機編-

備中鍬(びっちゅうぐわ)やスコップで畑を耕すのも楽しいけれど、効率の良さは、別次元。 肥料や堆肥を混ぜ込むのも楽々。土はふわふわ、畝立てまでもしてくれて、たった半日で作業が終わる。   カセットガスボンベで動くホンダのピ…

建築と椅子 その7

建築と椅子 その7

デンマークの家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナーの、CH-24 通称Yチェアーという、ギョーカイでは有名な椅子。 美しいデザインとペーパーコードの座り心地は、とても良いものです。 量販店の椅子よりはお高いですが、名作椅…

男の背中

男の背中

    自宅  木製バルコニーの補修です。 17年経ち、構造部材の接合部分が腐朽してきましたので、交換します。   渋さと哀愁を漂わせて、黙々と仕事をしてくれているのは、 20数年前、独立して初めて設…

オートバイ 楽し

オートバイ 楽し

高校生だった頃の感覚に戻ります。 長かったのか、短かったのか・・・40年経ちました。 ホンダでもカワサキでもない、スネークモータース。 一応、国産です。   良いデザイン と、私は感じますが、いかがでしょう。 実用を少し…

onomichi U2

onomichi U2

  尾道の海沿いにある海運倉庫を ホテルやショップ、レストランなどの複合施設にリフォーム。 https://www.onomichi-u2.com/ 設計は、谷尻誠・吉田愛/suppose design off…

木のテーブル

木のテーブル

住宅設計で、造り付け家具はインテリアとともに建築家がデザインします。 一方、移動可能な家具、例えばテーブルや椅子・机・ベッドなどはメーカーの良い品物も多くありますし、 木工職の方にお願いしてオーダーメイドすることもありま…

サイクリング楽し その6

サイクリング楽し その6

クロスバイクに乗って、はや9年。 以前は、野洲や近江八幡の現場まで行ってましたが、最近の遠出は、せいぜい瀬田のボート練習場まで。 天気が良い日の、琵琶湖周辺の景色は、とても気分が晴れます。 普段は夕方走ることが多く、山科…

建築と子どもたち 2016

建築と子どもたち 2016

  建築家協会 京都地域会のこの活動も今年で12年目。また、暑くて つらくて そして楽しい一日がやって来ました。 子どもたちにものづくりのプロセスや創造性の大切さを  建築の設計と模型製作によって体験してもらい…

VOLVOが来た!

VOLVOが来た!

訳あって、モデルチェンジしたXC90をお借りすることができ、出席しないといけない会合がある和歌山までドライブ。   長さ4950×幅1960×高さ1775mm、重量2.1トン 堂々たる寸法、見た目の迫力は、抜群…

手袋

手袋

人と同じく、モノにも縁があるようです。   お気に入りの手袋を なくしてしまいました。 手汗をかくので、車の運転時や自転車にのる時に重宝していた、黒い手袋。 ネットで買った安モノですが、掌・指にフィットして な…

琵琶湖  葦

琵琶湖  葦

  湖西の風景 大好きです。   現場の帰りに立ち寄り、静かでゆっくり流れる時間を 少しのあいだ過ごします。 気持ちが高揚するような色彩はいっさい無く、寒くて、寂しくて、どんよりして。 だから冬の景色…

等持院の家 完成です。

等持院の家 完成です。

  延べ面積は、約80㎡(24坪)   建築制限が厳しい密集した住宅地の中でも、光を採り入れ、通風も期待できるお住いです。   床下・階段・屋根裏スペースをできる限り利用し、収納にも工夫を凝らしています。 &n…

紫竹 中庭のある家 完成です

紫竹 中庭のある家 完成です

  中庭。・・・いいですね。 時代や洋の東西を問わず、都市空間をとても魅力的にしてくれる建築手法です。 光・陽射しとともにある毎日の暮らし、見上げれば空は高く、雨や雪の日もまた趣深い。 植樹があれば、花や紅葉・…

陶磁器

陶磁器

信楽の「作家市」で、気に入って買い求めた、土鍋とビアカップ。   山本泰三さん作       土井雅文さん作   ともに青系の釉薬を施していますが、山本さんの青は深く、土…

上桂の家

上桂の家

木造平屋建て 延べ面積102.49㎡(約31坪)の高齢者バりアフリー住宅。 土地は長年営んできた、銭湯の敷地跡です。   各室ごとに中庭を配することで、陽射しを導くと共に、風の通りを促し、場所によって其々趣の異…

高知の建築 その2

高知の建築 その2

  【牧野富太郎 記念館本館・展示館】  設計は、内藤廣建築設計事務所   有機的な建築。 設計も施工も、これはもう、とってもたいへん。 1本として同じ寸法、同じ断面形状の梁は、なさそう・・・ 取付位…

高知の建築 その1

高知の建築 その1

【雲の上のホテル・空中歩廊・ギャラリー棟】 設計は、隈研吾建築都市設計事務所 面白い。 通過するだけのスペースに注がれた、建築への情熱と大金。 夜にこの渡り廊下を歩くと、非日常感が溢れます。(上右写真) ライトアップされ…

建築と椅子 その6

建築と椅子 その6

ここしばらく、忙しいの上に超ウルトラ・スーパーがつく状況で、ブログの更新は少しごぶさた。 リクエストにお応えして、やっと近況報告です。 もともとがパソコンは苦手のアナログ人ですので、ご勘弁のほど。   &nbs…

12年目のリフォーム

12年目のリフォーム

  12年前に設計させていただいたお住いです。当時赤ちゃんだった子供さんも個室が必要になる年齢となりました。 ワンルームだった3階をご夫婦の主寝室と子供部屋2室に仕切ります。 限られたスペースなので、少し高い目…

愛媛の建築 その3

愛媛の建築 その3

【松山ITMビル】  設計は、伊東豊雄建築設計事務所 愛媛の銘菓 一六タルトの事務所ビルです。 伊丹十三さんはこちらの社長のお知り合い。 というわけで伊丹さんは一六タルトのCMに出演し、伊丹十三記念館の敷地は一六タルトが…

愛媛の建築  その2

愛媛の建築  その2

【坂の上の雲ミュージアム】  設計は、安藤忠雄建築研究所 三角形の平面を持つ珍しい建物。 中央部の展示室の面積と比べて、周囲を囲む廊下スペースの無駄さ加減がケンチクしてます。 三角の頂点部分は、基本的にデッドスペース。 …

愛媛の建築  その1

愛媛の建築  その1

【SKK松山】  設計は、宮崎浩/プランツアソシエイツ   松山駅近くにあるオフィスビルです。シンプルで端整な、いでたち。 金属製の目隠しスクリーン 完成当初は、さぞ美しかったことと思います。   &…

サイクリング楽し その5

サイクリング楽し その5

何でも自分でやりましょう と、いちばん最初は切れたブレーキワイヤーの交換、次はディスクパッド、スリックタイヤもゴム層が薄くなって下地が見えてきたのでチューブと一緒に交換。 消耗品は殆ど取り替え、大丈夫なのは変速機のワイヤ…

陰翳礼讃

陰翳礼讃

  本の内容は決して難しくなく、むしろ分かりやすいのではないでしょうか。 「陰翳礼讃(いんえいらいさん)」は、建築設計を志す者が常に心のどこがで意識をすべき言葉のように思います。 翳りを見据えて物事を考えること…

寂し気な国宝

寂し気な国宝

京都の北部、綾部市にある君尾山光明寺 仁王門。   遠景は写真のようにとても綺麗ですが、近くに寄るとディティールは大雑把なので古い年代の建物のようです。 人影もなく、すぐ後ろには伽藍もなく、山中にひっそりと佇み…

建築家 実務セミナー

建築家 実務セミナー

日本建築家協会 京都会の活動は多岐に渡りますが、今回会員向けの勉強会を企画しました。 私が所属しております、「欠陥住宅京都ネット」でお世話になっている弁護士さんをお招きし、判例をもとに法律の解釈や考え方の意見交換をさせて…

建築家展覧会 その2

建築家展覧会 その2

  11月17日(土)、18日(日)、イオンモール京都五条(ハナ) 3階 イオンホールにおいて、エスリンクさんの建築家展覧会が開催されます。(11:00~18:00) 数組の建築家と共に私もパネルや模型を出展さ…

建築家展覧会

建築家展覧会

来週末 10月27日(土)、28日(日)、みやこめっせ 地下1階 展示場B (京都市左京区岡崎成勝寺町9-1 075-762-2630) において、エスリンクさんの建築家展覧会が開催されます。 数人の建築家と共にパネルや…

木造保育園の構造見学会

木造保育園の構造見学会

滋賀県高島市に建設中の木造保育園     「公共建築物等木材利用促進法」が2010年10月に施行され、低層の公共建築物はすべて木造とすることになりました。 これまで原則として鉄筋コンクリート造や鉄骨造…

鈴虫寺の耐震診断

鈴虫寺の耐震診断

鈴虫寺は、休日には行列ができるほどの観光寺院で、一年中鈴虫の鳴くこの客殿は、1990年に私が設計を担当させていただいた、思い入れの深い建物です。 二十余年の月日を経て、外観は西山周辺の自然にとてもよく馴染んでいます。 &…

琵琶湖を望む家

琵琶湖を望む家

  蓬莱山がすぐ近くに見える和邇(わに)の高台にあるこのお住まいは、琵琶湖を眼下に一望できる素晴らしい環境にあります。 子供部屋は小さくても構わないと建て主のご主人と意見が合い、ロフトに4.5畳ほどのスペースを…

野菜をつくろう! ー夏野菜編ー

野菜をつくろう! ー夏野菜編ー

私は単純な連続作業が好きです。 畑の雑草抜きなど その最たるもので、キレイに雑草を抜いたところで誰も喜ばないし、家族だって気付かない。でも、 腰の痛みに耐えながら、緑色から土色に変わった畝を眺めて ヒソカニ微笑む私。 &…

ともだち

ともだち

  先日三重県に行った際、古い友人の木工職 油田陽一朗さんを訪ねました。 山里の工房は木立ちに囲まれ、うらやましいほど素晴らしい環境です。 窓から見える樹々、風に揺れる葉を感じながらしばし時間と現実を忘れて歓談…

家づくりのための設計手法

家づくりのための設計手法

街並みにとけこむ。   初めての街で設計するときは、時間の許す限りぶらぶら歩いてその土地の雰囲気といいますか 空気感を肌で憶えるようにしています。 社会性も併せ持つ建築の外観デザインは、周りを見渡すことから始ま…

建築家作品展 2012

建築家作品展 2012

三条高倉の京都文化博物館 別館において、3/16(金)から3/18(日)まで、時間は、10:00~18:00(18日は17:00まで)、「100%Architects」-建築家がつくる夢-というテーマで、建築家作品展が開…

人が触れるものは、やさしく。

人が触れるものは、やさしく。

さわり心地というものは、とても大切だと思います。 建具の取手、引手、階段などの手摺、テーブルの天板、椅子、そして床板 等々 これらの材に神経を行き渡らせて、少しでもやさしい手ざわり、足ざわりになりますと気持ちもやわらかく…

一心寺 仁王門

一心寺 仁王門

建築が趣味でもありますので 急ぎの仕事がないときは、あちらこちらへ散歩に出かけます。 写真は大阪 天王寺にあります、一心寺仁王門。 鉄の骨格とガラス屋根で覆われた黒い物体で、よーく見ると尋常な建築物ではないのですが境内の…

うれしい、うれしい受賞です

うれしい、うれしい受賞です

「かんでん 住まいの設計コンテスト 2010」に引き続き、トステムの実作設計コンペにおいて、TH大賞 審査員奨励賞をいただきました。 建築設計の巨匠、高橋てい一先生にご推薦いただいたようで、喜びもひとしおです。 コンペの…

建築家カタログ VOL.06 発刊

建築家カタログ VOL.06 発刊

(社)日本建築家協会近畿支部 住宅部会に所属する、関西の建築家56人を紹介しています。 第1版は18年前の1993年6月に発行され、これが6冊目となります。 初版は白黒で写真も洗練されていないものが多く、まだまだ一般に知…

さくらんぼ

さくらんぼ

実が赤くなり甘くなってきた頃に 毎年野鳥が食べてしまいますが、今年はたくさん残してくれました。 少し酸っぱくて小さなさくらんぼですけれど、年に一度の収穫に家族も笑顔です。  

うれしい受賞です

うれしい受賞です

  「かんでん 住まいの設計コンテスト 2010」という実作設計コンペにおいて、十八間堂が佳作をいただくこととなりました。 建て主さんご家族から評価をいただくだけで十分なのですが、建築設計に関わる先達の方々から…

冬の暖房をどうしましょう?

冬の暖房をどうしましょう?

基本は建物に通風、遮光、採光および遮熱、蓄熱の工夫をした上で・・・ 夏を涼しくすごすには簾やよしず、落葉樹を植え蔦を這わせ、打ち水、風鈴、うちわ、蚊取り線香などなど季節感も楽しみのうちです。 それでも我慢ができない場合に…

建築と子供たち in KYOTO 2010

建築と子供たち in KYOTO 2010

今年は「子供たちのLED灯籠流し」です。 (建築と子供たちの活動の詳細は、日本建築家協会(JIA)京都会のサイトをご覧ください) 京都市内 公募の小学生17人が、京都芸術デザイン専門学校の学生さん、そして日本建築家協会(…

間取りとローコスト

間取りとローコスト

間取りは、家の使いやすさを決定する大切な要素です。 家族構成や要望が多くなると、間取りも複雑になりますが、コストを抑えようと思うとシンプルな四角形が一番安価です。 この四角い箱に建て主さんの要望を収めて、いかに使いやすく…

十八間堂 竣工です

十八間堂 竣工です

奥行きがとても長く、十八間(約33メートル)ありますので、「十八間堂」という名前がつきました。 階段の無い平屋の建物に感じる心地良さ、地面に近いゆえの落ち着き感は、なんとも言えず 良いものです。 人の持つ とてもあたりま…

寺院建築の屋根

寺院建築の屋根

大津にある園城寺(三井寺)は、桜や紅葉がきれいですが、金堂の檜皮葺き屋根も美しいと思います。 建物正面から少し離れてご覧ください。 あの大きなスケールの屋根をなんと かろやかに、そして流麗にみせていることでしょう。 少し…

竹小舞下地の左官壁

竹小舞下地の左官壁

左官の壁は、日本建築の象徴です。 割り竹を縦横に組み、縄を巻き、藁すさの入った壁土を塗り込みます。 下塗り、中塗りの後、できれば一年くらい乾燥させて仕上塗りを施し完成です。 ソリッドで、芯までそのものである土壁は、拳骨で…

大津 路地の家

大津 路地の家

建築設計の巨匠 吉村順三さんがお好きだという、建て主さんご夫婦の住まいです。 ・・・これは、手ごわい・・・。 なぜって?吉村さんの建築は、一見普通なのです。 すごく普通でさりげないのですが、デザインや寸法の一つ一つに理由…

青い空と緑の田んぼを望む家

青い空と緑の田んぼを望む家

タイトルの通り、敷地は空と田んぼが視界のほとんどを占める、近江八幡の市街化調整区域です。 建物の高さを低く抑えて、琵琶湖からの厳しい風雪をやり過ごし、軒を大きく出して外壁を守ります。 幾重にも屋根庇を折り重ねた、平屋で一…

建築と子供たち in KYOTO 2009

建築と子供たち in KYOTO 2009

10月1日~4日まで、日本建築家協会の全国大会が、京都・岡崎公園(みやこめっせ・京都会館等)で開催されました。 全国の建築家が集まり、さまざまなシンポジウム、展示や会議が企画されましたが、その中のイベントとして、今年は京…

大原野 二世帯の小さな住まい

大原野 二世帯の小さな住まい

ローコストはいつものことなのですが、このお住まいは超ローコスト。 市街化調整区域での許認可に始まり、前面道路幅は2mそこそこで軽トラしか入らない。 既存建物の解体をしないといけないし、おまけに地盤も緩い。 施工していただ…

建築家作品展

建築家作品展

京都文化博物館別館において、6/25(木)から6/28(日)まで、時間は、10:00~17:00(25日は12:00~17:00)、「受け継がれる建築の佇まい」-地域の特性を生かして-というテーマで、建築家作品展が開催さ…

GT-R

GT-R

ニッサン GT-Rに、抽選で乗れると聞き、応募しました。 車好きなら、一度は乗ってみたいでしょう、 公道を走ることができる、レーシングカーという特殊な位置づけの車です。 琵琶湖一週、約300kmを嫁さんとドライブ。 今は…

原寸図

原寸図

実物大の図面を原寸図といいます。 近代建築では、原寸の立面図を作成する機会はあまりありませんが、寺院建築では必ず原寸図を描き、屋根の垂れ方、軒先の反り方、細かな部材の寸法、構造材の納まりなどを確認し、図に合わせて型板を作…

インク道楽

インク道楽

万年筆は、道具としてとても興味をひかれますが、インクがまた、これに優るとも劣らず面白い。 ペン先をボトルに差し入れ、インクを吸い込むという、手間なことが楽しいのだから困ります。 色やメーカーによって書き味も変わり、好みの…

ドイツとイタリア

ドイツとイタリア

太い字が書ける万年筆がほしいな、と思い始めてから、もう何年経つでしょうか。 軸も太く、重さを感じる万年筆が好みです。 今はセーラー万年筆のプロフィットという普及品を使っています。 もとより、筆記用具は商売道具。安物はいた…

大工道具

大工道具

丸柱と枡組のオブジェが目印の外観                   とろろ昆布のような鉋屑。 匂いも嗅げます 神戸の竹中大工道具館では、現在「削る」をテーマに、鉋(かんな)の特別展を開催しています。 日本の大工技術の素…

建築と椅子 その5

建築と椅子 その5

メディアにもよく出てくる、フランスの建築家コルビジェ デザインのLC4「シェーズロング」 足元に向かって巾寸法が絞ってあるせいでしょうか、座ってみると意外と小さく感じます。 畳の色によく合うクッションの革は、アニリンと呼…

建築と子供たち in KYOTO 2008

建築と子供たち in KYOTO 2008

今年は「まちなか子供探検隊」の企画が実施できなかったので、すまいづくりセンターが主催する「すまいスクール」の親子模型作りに参加しました。 (建築と子供たちの活動の詳細は、日本建築家協会(JIA)京都会のサイトをご覧くださ…

野菜を作ろう!-もも・くり編-

野菜を作ろう!-もも・くり編-

ホームセンターで苗木を買ってきて5年ほどになるでしょうか、今年は桃が豊作です。 大きな桃が50個ほどとれ、中には売り物になるような綺麗で甘いのもありました。 葉ダニを取ったり、袋を被せたりと、けっこう手間がかかります。 …

夏・床

夏・床

京都の夏、鴨川の床 いいですね。 8月は建築家協会の納涼役員会。 この日は蒸し暑くなく、心地よい風に吹かれて、お酒もすすみます。

野菜を作ろう! -勝手生え編-

野菜を作ろう! -勝手生え編-

勝手生え、という言葉通り、勝手に生えるんです。  かぼちゃは、タネが堆肥に雑じってしっかり生き延び、 プチトマトは落ちた実のタネが残っているのでしょう、畑のあちこちから生えてきます。 大根も花が咲いた後、タネや枝を細かく…

建築と椅子 その4

建築と椅子 その4

15年ほど前の自作の椅子です。 すべて1本の100mm角の柱材から造りました。 着色は、リートフェルト仕立て。 座面の背の部分は90°なので、この椅子を4脚合わせると 四角いラウンジチェアーにもなるという考えでし…

公共建築

公共建築

京都の北、精華大学の向かいにある、総合地球環境研究所の見学に行きました。 設計は日建設計。延べ面積は大きな建物ですが、外観を分節、中庭も設け、地形をうまく利用して周囲の風景と馴染ませています。 内部空間も天窓による自然採…

建築と椅子 その3

建築と椅子 その3

日本人デザイナー 新居猛氏の「ニイチェアー」。 デザインされたのは40年近く前。ずっと作り続けられています。 すごいですね。 事務所にある、1979年の古びた雑誌「モダンリビング」「暮らしの設計」に、さりげなく載っており…

建築家カタログ 第5集 発刊

建築家カタログ 第5集 発刊

(社)日本建築家協会近畿支部 住宅部会に所属する、関西の建築家65人を紹介しています。 第1版は1993年6月に発行されました。15年前です。 当時、設計事務所の所員だった私は、「こんな本があればいいのに」と思っていたと…

サイクリング楽し その4

サイクリング楽し その4

琵琶湖畔のサイクリングロードから、山頂に雪の残る比良山系を望む   一年たちました。 オドメーターは、3660km、一日の最長走行距離は、93km。 まずは事故が無く、パンクなどのトラブルも皆無だったことに感謝…

建築と椅子 その2

建築と椅子 その2

炬燵が好きな私は、椅子にはあまり興味がありませんでした。 自宅のリビングには畳を敷き、寝転んでテレビを見ることもよくあります。 ところが近年、リラックスして座れる椅子が目にとまり、縁あって私の身近にある椅子について、思う…

京都迎賓館

京都迎賓館

希望していたにもかかわらず、長い間良い機会に巡り合えませんでしたが、やっと見学することができました。 外部アプローチ 綴れ織(西陣織) 京都御苑内に建つ、内閣府管轄の迎賓館は、建築に携わる人間が、その労と時間を厭わず、国…

建築と椅子 その1

建築と椅子 その1

ヤコブセンデザイン デンマーク・Fritz Hansen社のアントチェアーとタンチェアー。   アントチェアーの座り心地は普通、でも3本脚はバランスが悪くて少々危ない。 クッションも無いので、住宅で使うのにはど…

大阪モーターショー

大阪モーターショー

大阪モーターショー 日産ブース GT-Rのカットモデルです。 まさに技術のニッサン、コンセプトカーも面白い。 デザインは、「?」です。 スカイラインクーペやZのシルエットは、大好きなのですが・・・。 そのほかの印象は・・…

鬼瓦のお話

鬼瓦のお話

一般の住宅で、鬼の顔をした鬼瓦を使うことは少なくなりました。 沖縄のシーサーや、京都では鐘馗さんなどが、屋根に跨り、魔除けとして家を守ってくれています。 鬼そのものが恐い存在なのに、その鬼を使ってもっと恐いものを退治して…

北村美術館「四君子苑」の見学

北村美術館「四君子苑」の見学

私の所属する日本建築家協会(JIA)では、さまざまなセミナーや勉強会、見学会などが催され、 日々新しくなる建築材料や技術、幅広い知識の習得、研鑽に努めています。 特に京都会の役員の方々は皆さん熱心で、日常の仕事の傍ら、自…

サイクリング楽し その3

サイクリング楽し その3

自転車で九条山を越えて京都の中心部へ行くなんて、考えたこともありませんでした。 山科の事務所から三条京阪まで、ドアトゥードアで25分。 速さも魅力の一つです。 オドメーターも2400kmとなり、登り坂のしんどさも、なんの…

間取りが決め手の住まい

間取りが決め手の住まい

ニューハウス誌 ムックNo.128「間取りが決め手の住まい」に、「高島町の家」(滋賀県高島市)が、紹介されています。 「高島町の家」(滋賀県高島市)は、少し前に竣工した別荘で、思い出深い建物です。 提示された予算は、桁外…

滋賀県 近江八幡

滋賀県 近江八幡

近江八幡の市役所で調べごとを済ませたあと、旧市街地を散歩しました。 目当てのひとつは、出江さん設計の「かわらミュージアム」。 竣工後12年経ち、町並みに溶け込んでいます。 大きな施設を作るのではなく、建物を細かく分節し、…

1000万円台のローコスト住宅

1000万円台のローコスト住宅

月刊ニューハウス誌 07 10月号 「こだわりが詰まった1000万円台の家」に、「古海道の家・Ⅱ」(京都市山科区)が掲載されています。 建築家が設計する住宅でも、1000万円台で施工することはできます。 私の事務所でも何…

建築と子供たち in KYOTO

建築と子供たち in KYOTO

今年も「まちなか子供探検隊」に参加。 (活動の詳細は、日本建築家協会(JIA)京都会のサイトをご覧ください) 対象は公募の小学生30人。 京都市景観・まちづくりセンターの職員さん・市立芸大の学生さん、 そして日本建築家協…

大丸ヴィラの見学会

先日、建築家協会の見学会で、大丸ヴィラ(設計:ヴォーリズ)を見せていただきました。 竣工は昭和7年(1932)。75年前のコンクリート建築物です。 数年前にも大丸ヴィラの少し北側、赤レンガ建築の聖アグネス教会(設計:ガー…

坪単価の常識

坪単価の表記に、明確な基準はありません。 一応の目安である本体工事が、どの範囲まで含むのかも決まっていません。 照明器具、造り付けの家具や棚、カーテン、エアコン、外回りの設備などは入っていない場合が多いようです。 面積の…

家の耐震診断を受けましょう

家の耐震診断を受けましょう

阪神・淡路大震災では、公共建築物も含め多くの建物が倒壊しました。 建築の仕事をしていると、「やはり」という感想でしたが、同時に土木工作物(新幹線や高速道路の高架等)も被害に遭いました。 建築の技術者として、橋梁も含めて土…

カローラとレクサスIS

同じトヨタの自動車です。 カローラの価格帯は約100万円~200万円、 レクサスISは約400万円~500万円です。 排気量の違いはありますが、車体サイズはそれほど変わりません。 この価格の差は何なのか?同じ車です。 カ…

自然素材 再考

また化学物質です。 人を幸せにするはずの研究、開発が、人を苦しめます。 大阪や京都の住民の体内には、他地域に比べて、すでに多量の有機フッ素化合物が蓄積されているそうです。 淀川支流の安威川では、世界最高レベルの水質汚染が…

サイクリング楽し その2

サイクリング楽し その2

やはり、縁でした。 ネットで調べ、これと決めた自転車を注文しに入った専門店。 ところがそこで見た、中古自転車に一目惚れ。 シックな色、個性的なスポーク、ハンドルの形・・・そして魅力的な価格。 「これ、ください」と言うのを…

生まれ育った地域で、設計します

生まれ育った地域で、設計します

粟田小学校(現・白川小)卒業です。 並河靖之七宝記念館のすぐ近く、細い路地の奥の、白川に面した借家が私の育った家。 そこから数十メートルの白川沿いの土地で、設計の依頼を受けました。 大通りから少しはいると、そこは昭和の世…

サイクリング楽し

サイクリング楽し

建築家の友人が、大型二輪の免許を取ったその日にハーレー乗りとなり、君も乗ればと誘われて、再びその気になって・・・。 16歳になってすぐ、絶対だめと反対された父に黙って二輪の免許を取り、父に黙ってカワサキの中古バイクを買い…

モモもサク

モモもサク

モモの花、綺麗。 初夏には桃が実ります。 5,6㎝の玉になり、赤みがさして甘くなり始めるとアリがくる。 アリはとても興味深い昆虫で、大好きなんだけど、大きらい。 やっと大きくなった桃、食べたらあかん。

サクラ・サク

サクラ・サク

3月7日です。家の桜は3日前につぼみがふくらみ、今日満開。 滋賀県和邇浜の現場へ行く途中、皇子山公園の桜も綺麗なピンクでした。 こないだの日曜日、子どもたちと野球をしたときも暑かった。 野菜が大きくなるのは嬉しいけれど、…

野菜を作ろう! -暖冬編-

いつもハクサイは失敗するのに、今年は葉っぱがカタマリになってくれて、ハクサイが収穫できました。 スーパーで買っても100円前後だけど、今年は買わなくてすみそうです。 ダイコンはすごく太くなって、土から下は3又4又に別れ、…

住まいの建具は木で作る

住まいの建具は木で作る

私の事務所では、室内の建具は既製品を使わないで、全て建具屋さんに作ってもらいます。直接手に触れる取手や引手、レバーハンドルの材質や感触も大切です。 木で作るので、完成後何度か建具屋さんに調整してもらい、建具によっては落ち…

教えることを、教えて下さい

精華・学研都市にある「私のしごと館」建築家ブースで、建築家の仕事を紹介する講師をさせていただいています。 ある建築家の京都事務所に努めていた経験を持ち、現在も二人で設計の仕事をしている、私の家内と交代で、ひと月に1,2回…

介護住宅・高齢者住宅

年老いた親の介護を どうすればいいのか。 病院、施設に預けられない場合は、家で面倒を見ることになります。介護に重点を置いた家の設計の相談も増えてきました。 以前のエッセイで、「バリアフリーは好きじゃない」と書いたことがあ…

建築家・設計事務所のしごと

建築家・設計事務所のしごと

 □■ 芸術として建築をとらえ、素晴らしい作品の創作に生涯を捧げ、私たちのお手本となる建築家がいらっしゃいます。建築の可能性やコンセプト、斬新なアイデアに重点が置かれている場合、それが許されるのは、ほんのひとにぎりの方々…

長持ちする家

長持ちする家

家の寿命は2~30年、各世代が家を建て、ローンを抱えているのが日本の現状です。 もったいないことです。 親が建てた家を子供が建て替えていたのでは、日本から木がなくなってしまいます。今、植えた木は、60年経ってはじめて建築…

自然素材 考

木は朽ちるもの。 皆、知っています。 建築もそうですが、街並みを構成する塀にも、かつては板塀や竹垣をよく見かけました。 腐るから、古くなるから、きたなくなるから、木の代わりに金属やコンクリート、プラスチックなどの石油化学…

狭小敷地、変形敷地、小さな家

狭小敷地、変形敷地、小さな家

建物を建てる時のマイナス材料、それが極限に近いほど私たち建築家は燃えてしまいます。 小さな家を設計する場合のキーワードは「兼ねる」「透ける(抜ける)」「ぎりぎり」。この三つを形にしていきます。 家具やスペースを兼用し、視…

健康住宅 考

シックハウスが話題になってからの国の対応は早かった。 使用する建材の基準を明確にし、換気扇の設置を義務化しました。 これだけで安心してはいけません。建材にある「F☆☆☆☆」の標示は人が決めた一つの基準で、安全を保証するも…

素足で暮らせる 木の家

素足で暮らせる 木の家

住宅設計では構造を木造にする場合が多い。予算的なことも含めて、住まいには最適だと感じます。 せっかく木で創るのなら昔の民家のように木組みも見せたい。設計も施工も数段むつかしくなりますが、そこは腕の見せどころ。  人が直接…

一眼レフデジタルカメラ

一眼レフデジタルカメラ

一眼レフデジカメを買う。 僕らが使える普及品はかなり安くなってきました。 でもお気に入りの銀塩一眼レフの24mmレンズが使えると聞いていたのに役に立たない。 そう、訳あってこのレンズをデジカメで使うと36mmになってしま…

電動はあんまり好きじゃない

電動はあんまり好きじゃない

電動はあんまり好きじゃない。 いろんなものが電気で動く。ドアやシャッター、窓にカーテン、吊り戸棚も勝手に降りてくる。動く家もある。 便利なことが幸せなの? ひとつ楽をするとひとつ何かを失うらしい。 手を使えば っていつも…

設計事務所のアトリエ新築

設計事務所のアトリエ新築

無担保、無保証人で信用保証協会を介して融資を受け、仕事場を建てました。 「景気よろしいなー」がほとんどの方の第一声。普通そう思いますよね。なにしろ新築ですから。 世間の目も気になるし、少し考えましたが、実は月々の返済は借…

仕事を離れて

急ぎの仕事がない休日。 子供たちは友達のところへ遊びに行き、嫁さんもどこかへお出かけ。 一人になって、ふと何もすることがなくなることがある。 しあわせな時間なのか、そうでないのか。 車の雑誌でも買ってこよう・・・。 ヒー…

住まいと子供

子ども達の元気良さが、少しずつなくなってきました。 辛抱、我慢ができない、根気もない、自発的に行動しない、 家から出ない、外で遊ばない・・・。 親がなんでもお膳立てし、口出ししすぎるのも原因だそうです。 社会全体として、…

住まい雑感

ローコストであることは、家創りにはとても大切なことだと考えています。 「家」そのものや「家を建てること」が、目的ではありません。 小さな家でも、安価な素材を使った家でも、 心豊かになれる場を、創ることはできます。 気持ち…