ATS造家設計事務所

野菜を作ろう! -家庭菜園のススメ-

土は、人と切っても切れない縁があります。

建築では壁や塀の材料として長い間のおつき合い。でも本当の土壁は、お寺さんか、よほどの数寄屋建築でないとお目にかかれなくなったのは寂しいことです。

野菜も土から収穫します。ただ作ることが目的であれば、最近では土もお日さんも要らないらしい。そうではなくて、土があるとそこに小さな自然が生まれる、それが面白いのです。
草が生え、花が咲き、虫が寄り、実が成って、鳥がついばみ、葉が落ちて土に還るというサイクル。

虫が苦手な人も多いし、土のままだと掃除もたいへん、雑草だってすぐ生える。だから人は自然のいいとこ取りをして、綺麗で便利な家を作り、地面を舗装し、都市を築いてきました。
ところがシックハウスやヒートアイランド、集中豪雨など、その歪みは周知の事実。

自然をそのまま受け入れ、不便を自ら選択して、体を動かしてみてはいかがでしょう。
家の前の地面はコンクリートですか?だったら少しだけでも土に戻して野菜や木、草花を植えてみませんか。 スローライフの始まりです。子供が子供らしく育つことを願って・・・。

 

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左はダイコン、中央はオクラ、右はハクサイ。

ダイコンは簡単。オクラは放っておくとすごく大きくなる、うちではオバケオクラと呼んでいる。さらに放っておくと来年用の種が獲れる。ハクサイは難しい、葉が広がってなかなかカタマリになってくれない。