建物の幅 4.6m、奥行き32.7mの木造平屋建て バリアフリー住宅です。
スロープで玄関までアプローチすれば、あとは基本的に床の段差はありません。
敷地の空き状況やデザインにもよりますが、屋根の庇、軒の出の深い住まいには安心感があります。
雨の日にも窓を開けることができ、雨を感じ 楽しむことができるのはありがたいことです。
屋根材:ガルバリウム鋼板、外壁:火山灰、内部の床:吉野ヒノキ、壁・天井:漆喰および和紙の重ね貼りです。
撮影:母倉写真事務所 母倉知樹
夜景
屋根と塀には間接照明が仕込んであります。
屋根のあるガレージ
ガレージまではスロープになっています。
玄関土間のレベルまでスロープで上がり、そのまま車椅子で室内に入ることができます。
デッキテラスもバリアフリー。
車椅子のまま屋外に出て日光浴ができます。
リビングルーム
玄関ホール
玄関土間と板貼りのホールには段差がありません。
子供室
この住まいは、平屋の屋根を支える構造材が空間デザインの要になっています。
背骨のように力強く、32mの奥行きのある建物を貫いて、「一つ屋根の下」に暮らす家族を守ってくれます。
浴槽横に移乗台を設けて、車椅子からスムースに浴槽に浸かることができます。
そして、そのままデッキに出て屋外の空気を肌で感じます。
車椅子で不自由なく使えるトイレです。
便座に座りながら使える収納にも工夫をこらしています。