ATS造家設計事務所

修学院 梅を見る家

 

 

 

自然が色濃く残り、2階からは、京都市内の夜景が見られるという、魅力的な敷地です。

この場所で、どのような空間・設備・雑貨などに包まれて、どういう暮らしをしたいのか。
明確で、詳細なイメージをお持ちだったご家族との打ち合わせは、楽しく、そしてシンプルでした。

「できないんだったら、コレをやめてこうしましょう」
予算や諸条件のため、実現が難しいことに対する対処は、いつも即答でした。

良い大工さん、そして良い職人さんたちに恵まれ、素敵な住まいができあがりました。

 

 

軒の出・けらばの出を 面積の許す限り深くした外観。
雨の日は、円錐形のクサリ縦樋から水の流れを感じることができます。

 

 

 

 

 

 

 

LDKの木製サッシとガラス壁。
当初、ほとんど全ての壁がガラス張りで、屋外の木々、風景が見られる設計でしたが、
適度に壁がある、落ち着いたデザインになりました。

左側のソファーは、造り付けで、座面の下は引き出しの収納です。

 

 

 

LDKは、畳コーナーを含めて約21畳の広さです。
キッチン横には、将来クッキング薪ストーブが入る予定。
奥には、小上がりの畳スペースがあり、書斎として使います。

 

 

 

主寝室
バルコニーの屋根越しに稜線が望めます。

 

 

 

土間仕上げは、修学院離宮 隣雲亭の一二三石を写しまねたもので、
床のベースは、三和土ではなく、モルタルです。

一二三石(ひふみいし)とは、一つ・二つ・三つと小石を散りばめて仕上げる、土間の施工方法。

 

 

 

浴室からも屋外の植栽がよく見えます。
白いバスタブ、白いタイル、綺麗です。