京都市南区吉祥院の古刹 浄土宗西山禅林寺派 持宝寺 伽藍全体の建て替え、山門の解体修理・移築工事の完成です。
築後百数十年以上経つ ご本堂は、その役目を完遂し次の世代へとバトンタッチとなりました。
新たな御堂への期待もさることながら、まずは大役を果たし寿命を全うしたご本堂に合掌。
山門も決して良い状態ではありませんでしたが、こちらは再使用となりました。
解体修理や新規に基礎を作っての移設は、新築より費用がかさむ場合も少なくありませんが、今回施工していただいた棟梁のご奉仕により必要経費のみで実現しています。
設計から二年の歳月を経て、敷地の西側にあった山門を南側に移し山門から北へ向かって本堂を望むという、伽藍本来の配置に還ります。
今後これらの建物が風雪に耐え、百年そして二百年の歴史を刻んで住職や檀家の方々に愛され続けることを祈ります。
近々ギャラリーにも竣工写真を UP します。