木造平屋建て 延べ面積102.49㎡（約31坪）の高齢者バりアフリー住宅。
土地は長年営んできた、銭湯の敷地跡です。
各室ごとに中庭を配することで、陽射しを導くと共に、風の通りを促し、場所によって其々趣の異なった心地良い空間になっています。
家の中のどこにいても屋外の景色や様子、庭の植栽や木々の葉音・揺らぎを感じながら日々の暮らしを送ることができます。
平屋であることは、室内外の繋がりを自然なものとしています。低い屋根は慎ましく、深い軒に包み守られた空間には安心感が漂います。
この住まいは、季節・時間・場所ごとの風景をご覧いただくことができます。 人と自然の関わりを感じることで、都市の暮らしを穏やかに、そして豊かなものにしてくれることでしょう。
中庭に面した、玄関ホール
トリミングされた地窓から 心地よい光が入ります。
車椅子でも使える、バリアフリーの水廻り
浴室の大きな窓の外は、坪庭。
現場発泡の硬質ウレタンフォームで断熱し、家全体に深夜電力を利用した 蓄熱床暖房を設置しています。
左：中庭 右：玄関建具も大きな引き戸です
